不眠症の原因の大半は自律神経失調症と思われます。

 この状態では当然睡眠にも失調を来しますがそれだけでは病気とはいえません。

 ですから病院にいっても病気が原因の不眠症以外は病院でも対処は

 安易に睡眠薬を出すことくらいです。ですが睡眠薬はあまりおすすめできません。

 意識が混濁したり疲労感が増すなどの副作用が起こる場合があったり、

 何度も服用すると催眠効果が徐々に薄れてくるからです。

 そもそも西洋医学は原因をつきとめて治療します。ですからはっきりとした原因が

 あって起こるものにしか適していません。 一方東洋医学、植物療法のハーブや生薬などは

 体の中の全ての器官のバランスのとれた働きによって健康体を維持するという考え方で

 全身の機能から部分の症状であるものを取り去ります。

 なので慢性的な病気などを根本的に治せるのです。

 バレリアンとはヨーロッパやアジアに広く分布している多年草でこの根から

 抽出したエッセンスが薬用として用いられています。バレリアンは紀元前から

 不眠症の治療に用いられていたという記録もあり現在では、ドイツ、ベルギー、

 フランスの各国で、医療用ハーブとして公認されるまでになりました。

 バレリアンに関する研究調査では眠りに入るまでの時間を短縮する効果があり、

 より深く安らかな睡眠をもたらすことが実証されています。

 さらに不安症の改善や血圧降下作用、利尿作用も確認されています。
 

◇自然療法のススメ
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