体温を下げることで眠りやすくなるというのは前述したとおりですがそのためにお風呂に入る

 という方法があります。熱を逃がしているとき私たちの体の表面はぽかぽかしています。

 そのとき逆に体内の温度はさがっています。もっとも効果的に行うには39〜40度のお風呂に

 眠る30分前から1時間前にゆったりと入ってください。あまり熱いお湯は逆効果です。

◇寝つきやすくする入浴方法

◇軽い運動をする

 夕方から3〜4時間前が適当です。
 ウォーキングやジョギングを少し汗ばむ程度でおこなうとよいでしょう。

 イスに座って行う運動
 ・肩の上げ下げを10回(肩こり予防)
 ・手のひらの押し合いを10回(胸の筋肉を刺激)
  ポイントは息を吐きながら手のひらを押し合います
 ・足首の曲げ伸ばしを10回(脚・腹の筋肉を刺激)
  足を伸ばして床から浮かせ、つま先を上げ下げします

◇眠るための工夫

 人間は恒温動物ですが1日には約1度程度の変動があります。普通は体が目覚めると体温は

 上昇をはじめ、夕方に一番高くなります。しかし活動期である昼間にだらだらとすごしてしまうと

 十分に体温が上がりません。すると体温変動のリズムが狂い、夜が来ても体内時計は

 眠るべきなのか判断がつけられなくなり寝つきが悪くなるのです。ですから昼間は体を動かし

 夜はリラックスして体温を下げることが大切です。

 眠りは明け方になるにつれてだんだん浅くなっていきます。ですから快眠するためには

 はじめの90分ほどが勝負ということになります。眠れない、途中で目が覚めるといった悩みを

 抱えている人ははじめの90分の深い睡眠を上手に取れていない人が多いようです。

 
←前 戻る 次→
inserted by FC2 system